金曜日:ガザ国境・西岸地区で暴動:パレスチナ人3人死亡 2015.10.17

パレスチナ人が、「怒りの日」と呼ぶ金曜日。エルサレムでは、相当な数の治安部隊が警備にあたっており、ここ2日は、市内でのテロは未然に防がれるなどで、発生していない。ダマスカス門でも衝突はなかった。

しかし、西岸地区(ラマラ、ベツレヘム、ナブルス)と、ガザ地区では大規模な衝突となり、パレスチナ人3人(ガザ国境2人、ナブルス1人)が死亡。計126人が負傷した。(パレスチナ側情報)

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4712270,00.html

<緊急・国連安保理会議>

イスラエルの治安状況が悪化していることを受けて、国連安保理が、金曜夜、緊急会議を行う。場合によっては、国際平和維持軍などが、神殿の丘に駐留することも考えられるが、当然、イスラエルはこれを拒否している。

オバマ大統領は、暴力の扇動については両方に責任があるとコメント。ケリー国務長官は、来週、ドイツにおいてネタニヤフ首相と会談の予定。アッバス議長とは、電話で、扇動をやめるよう伝えたもようである。

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4712295,00.html

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

1 comments

おはようございます。

国連平和維持軍の派遣も視野にあると知りませんでした。
確かにエルサレムの衝突は国際的な問題に発展していますが、ISやテロリストが入り乱れリア、イラクに対して何もできなかった国連が、エルサレムには介入するのはなぜでしょう。

優先事項がエルサレムになるということは国連がISをアメリカや有志連合に任せよう、という意思の表れかも知れません。

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