西岸地区では、ガザでの戦争が始まって以来、過激な強硬右派ユダヤ人入植者たちによるパレスチナ人居住地への放火や暴力などの事件が増えている。西岸地区からパレスチナ人を追い出すためである。国家主義的犯罪と呼ばれている。
こうした事件は、イスラエル軍によると、2024年には、675件、2025年には750件を超えていた。最近では1月9日に、ナブルス近郊のパレスチナ人地域に、入植者12人が来て、パレスチナ人男性3人(48歳、50歳、65歳)をリンチにしたほか、車4台に放火もしていた。
תיעוד נוסף וקשה מדיר שרף מוקדם יותר היום: הפורעים מכים – באלות, בידיים, ברגליים – פלסטיני על הרצפה. כאמור שלושה פלסטינים נפצעו באירוע בסך הכול pic.twitter.com/5jWnlz6cA1
— Nurit Yohanan (@nurityohanan) January 8, 2026
イスラエルの治安部隊が、入植者ら3人を逮捕したが、上記映像によれば、12人が関与していたことになる。
入植者たちが活発になっている背景には、今のネタニヤフ政権が強硬右派であるためである。
イスラエル政府は、スモトリッチ財務相が中心となり、現在、西岸地区のE1と呼ばれる物議の絶えない地域に、入植するプロジェクトを進めている。
E1地域は、エルサレムと西岸地区のユダヤ人地区マアレイ・アドミムの間に位置しており、ここにイスラエル人が入植すると、西岸地区が南北に分断され、統一されたパレスチナ国家を設立することは難しくなる。
しかし、1月7日、イスラエル政府が、E1地区に3401戸の住宅を入札し、計画が大きく前進したと報じられた。
www.timesofisrael.com/last-hurdle-cleared-to-start-controversial-settlement-project-near-jerusalem/
これを受けて、ヨーロッパではイスラエルを支持する傾向にあるドイツが、地域情勢を悪化させるとして、この計画を中止するようにとの警告を出した。イスラエルが世界の非難を浴びることを懸念してのことであると考えられる。
石のひとりごと
イスラエルは、今7つの戦線に直面していると言っているが、こうした強硬右派、入植者たちのパレスチナ人への暴力が、世界のイスラエルへの反感を増幅している。しかし、政府はこれを十分に取り締まっていない。
これをどう捉えたらいいか難しいが、主のみこころでないことはすべて失敗に終わるように祈るべきかとも思ったりする。
