1月6日(火)、エルサレムの超正統派が多く住むエリアの中心的な道路交差点で、超正統派ユダヤ教徒にも兵役を課す法案に反対するデモが行われた。数万人が参加し、道路を封鎖する大規模なデモであった。
デモ隊は、車の走行を妨害し、道路上に火を燃やし、警察官に卵を投げるなどの行為にも出ていたという。
そこへ、市内バス64がこのエリアに70-80キロで近づいてきた。バスは、デモ隊に取り囲まれながら交差点に入ったが、バス前方の出たヨセフ・エイセンタールさん(14)が轢かれ、そのままバスが停止するまで、数十メートル引きずられた。
救急隊がバスを持ち上げて救出したが、その場で死亡が確認された。この他にも少年3人が負傷していた。
バスの運転手はその場で逮捕された。運転手は、ヨセフさんを撥ねる前に、暴徒に襲われると警察に電話をかけていた模様である。
14歳少年の死亡はあまりにも悲壮で、イスラエル中にショックをもたらしている。
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*超正統派兵役法案について

イスラエルでは、ガザでの戦争が長引く中、兵役に就く人材が不足するようになっている。
このため、これまでは免除されてきた超正統派の若者(18-24歳の約8万人)にも一部兵役を課すことが決まった。しかし、これに応じた若者は、ほとんどないというのが現状である。
超正統派の政党シャス党の議員11人は、超正統派への兵役制限と免除に関する法案が通過しない限り、2026年度の予算(3月31日)に賛成しないと表明している。
