29日午後5時過ぎ、60号線ぞいにある、西岸地区入植地エリのガソリンスタンドで、ラビ・イツハク・ツァイガーさん(57)が車に給油していたところ、銃撃され、反撃を試みたがそのまま死亡した。
ラビ・ツアイガーは3人の子供の父親で、救急救命士としてのボランティアをしていた人だったとのこと。
また車の中には、ヒッチハイクで、ラビ・ツァイガーの車に乗せてもらっていた高校生、ウリア・ハルトゥムさん(16)がいた。ウリアさんは、車内に座ったままで射殺されていた。
テロリストは3人。2人はすぐに射殺されたが、3人目は、姿が見えなくなったため、周辺住民には一時、外出しないように指示が出された。
しかし、3人目は、ガソリンスタンドのすぐ隣にあるフムスのレストランにたてこもっており、最終的には、その店の店主、アヴィアド・ガズバルさんが射殺していたことがわかった。
アヴィアドさんは、予備役兵として、ガザのハンユニスで戦っている中、短い休暇で帰宅していたところであった。
テロリストの1人は、エルサレムに近いカランディア難民キャンプ出身のパレスチナ自治政府の警察官、モハンマド・マナスラ(31)であった。仕事上、ライフルを所持していたとみられている。諜報部シンベトによると、マナスラは、2018-2019年に、武器関係の問題でイスラエルの刑務所にいた経歴があった。
מחמד מנאצרה, קצין חקירות ברש'פ, סרן, תושב קלנדיה
המחבל מעלי. pic.twitter.com/nqVOsC1r7j
— Baruch Yedid, ברוך ידיד, باروخ يديد (@BaruchYedid) February 29, 2024
なお、現場は、昨年6月に、イスラエル人4人が殺害されるテロ事件が発生したのと同じガソリンスタンドであった。
ラマダンを前に、過激な入植者たちが、過激派反撃をすることが懸念されるところである。
www.timesofisrael.com/two-killed-in-terror-shooting-at-gas-station-near-west-bank-settlement-of-eli/