ハマスはその支持者は、ガザにいるだけではない。2023年10月7日以降、西岸地区にいるパレスチナ人テロリストたちは、イスラエルでのテロを活発化させている。
パレスチナ自治政府が、十分な取り締まりをしないため、イスラエル軍は部隊を派遣し、テロの事前摘発を継続している。
イスラエル軍によると、この2年間の間に、逮捕した指名手配テロ容疑者は、6000人以上で、このうち2350人はハマスだった。密輸された武器なども多数、摘発されている。
この時に発生する銃撃戦などの衝突に加え、空爆やドローンによる攻撃も100回以上行われており、パレスチナ人の死者数は1000人を超えている。イスラエルはその大多数は戦闘員だと主張しているが、パレスチナ側は、子供たちなど市民が多く含まれていると主張し、国際社会の非難はイスラエルに向いている。
一方、この2年の間のイスラエル側の死者数は、イスラエル国内と西岸地区で発生したテロで死亡した市民と、警察など治安部隊隊員は62人となっている。
イスラエルは、2025年1月、大規模な地上軍を西岸地区に派遣。ジェニンに近い難民キャンプと、2つの難民キャンプ、トゥルカレム、ヌルシャムから住民を移動させて、駐留を続けている。カッツ国防相によると、西岸地区でのテロ警報は80%減ったと語っている。
この頃から、イスラエル軍による空爆はほとんどなくなっていたが、この10月28日(火)、イスラエル軍は、西岸地区北部のジェニン近くの村へ、警察、ヤマム対テロ部隊による攻撃を行った。
これにより、洞穴に隠れていた、パレスチナ人テロリスト3人が死亡した。
アブドラ・ムハンマド・オマール・ジャラムネ(27歳)、カイス・イブラヒム・ム・ムハンマド・アル・ビタウィ(21歳)、アフメド・アズミ・アレフ・ナスラティ(29歳)
3人の遺体はイスラエルが保護している。
