行方不明のヨットの無事を確認:暴風雨バイロン到来中 2025.12.11

A man walks on Jaffa Street during a rainy morning in Jerusalem, December 10, 2025. (AP/Leo Correa)

ギリシャ、キプロスを襲った暴風雨バイロンが、イスラエルに到来し、全国的な雨となっている。

沿岸部では大雨になっているが、今の所大きな洪水などの被害の報告はない。ピークは本日(日本時間今夜)と予測されている。

7日(日)から連絡がとれなくなっていた、イスラエルからキプロスへ向かっていたヨットだが、昨日、連絡がとれ、乗っていた5人全員の無事がわかった。

ヨットはその後、バイロンのピーク前にイスラエルへ到着するよう、急いでいるとのこと。

www.ynetnews.com/article/skv3rkpmzl

暴風雨バイロンの雨は、150ミリ以上になる可能性があり、海岸部、北部で洪水になると警戒されている。ネゲブへの鉄砲水で、南部にも洪水が発生するとみられ、様々な警戒体制がとられている。

IDF

軍では、週末に帰宅予定の兵士を早く帰宅させた。

また、10日(水)午後5時から、12日(金)朝6時まで(日本時間11日2時から12日午後1時まで)の外出は必要最小限とし、予定されていた軍の活動を保留にするなどの対処がとられている。

www.jpost.com/israel-news/defense-news/article-879944

(Photo: Kfir Sabag)

北部ヘルモン山(標高2100メートル)のイスラエル軍基地からは、今年初めての雪が降ったとの報告が出ている。

www.ynetnews.com/environment/article/bj9jniuz11g

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。