土曜正午半から午後4時現在までに、50発以上が、アシュケロンなどを含む南部地域に向けてロケット弾、ミサイルが発射され、現在、警報がなりっぱなし。住民はシェルターから15秒のところで待機することや、屋外での100人以上の集会、ガザから7キロまでは500人以上の集会は中止するよう指示されている。
イスラエル軍は、白昼の攻撃では、2014年のガザとの衝突、ツック・イタン(境界の崖作戦)以来の規模となる空爆を、ガザ各地で行なっており、テレビでは、継続してニュースが流されている。
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5309726,00.html
<これまでの経過>
ガザからの焼夷凧などに攻撃がいっこうにやまず、焼失した農地は一つの市ほどにもなった。これを受けて、イスラエルは、10日火曜、ガザの主な貿易口カレン・ショムロンを閉鎖(人道支援物資は対象外)。いわば経済制裁にふみ切っていた。
それから3日後の金曜、ガザ国境では、パレスチナ人が凧だけでなく手榴弾などをイスラエル軍に向けて投げつけてイスラエル軍と衝突となり、パレスチナ人(15)が死亡。イスラエル軍司令官一人が中東度の負傷を負った。イスラエル軍関係者が負傷したのは初めてである。
夜中になり、イスラエル軍は、ハマスの攻撃拠点、地下トンネルへの空爆を実施。この直後から、朝6時までに少なくとも31発のロケット弾が、ガザからイスラエル南部に向けて発射された。このうち少なくとも6発をアイアン・ドームが迎撃している。
ガザからの攻撃は土曜朝6時にいったんやんだが、正午半ごろから再びロケット弾が連続して飛来。ガザ周辺だけでなく、アシュケロン、スデロットなど南部の少なくとも16地域で警報が鳴り続けている。アイアンドームによる迎撃は、少なくとも10発。
今のところ、ロケット弾やその破片は、無人地帯に落下しており、被害は報告されていない。ガザ側でも今の所、負傷者の報告はない。
イスラエル軍は、ガザ住民に対し、アラビア語で、大規模な攻撃になること、軍事施設から離れるよう警告を出し、ガザ全体で大規模な空爆を始めた。白昼に行われる攻撃としては、2014年のガザとの衝突以来の規模となっている。
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