リビアのアメリカ領事館襲撃による犠牲者は、当初大使館員1名と報道されたが、死亡したのは、クリス・スティーブンス駐リビア・アメリカ大使と、3人の治安スタッフの計4名であることがわかった。4人は、大使の乗っていた公用車をねらったロケット弾による攻撃で死亡したもよう。
犯行は、先の蜂起で死亡した故カダフィ大佐の支持者だという情報があるが、犯行が何者によるのかはまだ確認できていない。アメリカ政府は、リビアにいるアメリカ人、並びに全世界のアメリカ外交使節の治安強化を行っている。
<問題の映画はアメリカ国籍のイスラエル系ユダヤ人によるもの>
イスラエルのハアレツ紙などによると、今回リビア、エジプトのアメリカ領事館襲撃の原因となった映画は、2時間ものの映画で、安い費用で作成されたもの。制作したアメリカ人男性は、イスラエル出身のユダヤ人サム・バシルと名乗っており、現在行方をくらましている。