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イスラエルで第70回ミス・ユニバース:80カ国から出場
世界でオミクロン株の懸念が拡大する中、イスラエル最南端エイラットでは、予定通り、第70回ミスユニバースの大会が行われた。世界80カ国から美女たちが、様々な衣装で、その美しさを競った。
ミスユニバースは、政治は無関係が原則だが、イスラム・アラブ諸国からは、バーレーンとモロッコが代表を派遣だけにとどまった。その他、インドネシアやマレーシアなど、ほとんどのイスラム諸国は、コロナ問題を理由に参加を見送っていた。
日本からは、渡辺珠理さんがエントリー。ナショナルコスチュームのコーナーでは、両手に招き猫をもち、アニメ風のドレスとヘアスタイルで登場していた。
以下の52:39あたりがイスラエル代表、56:13あたりが日本代表の渡辺さんである。
www.afpbb.com/articles/-/3380333
最終日13日は、時差が考慮され、大会はイスラエル時間の12日、朝5時からの開始された。優勝したのはミス・インドのハルナアズ・サンディさんだった。
エイラットの大会会場は4000人収容だったが、コロナ・オミクロン株の影響で、約半分はガラガラ状態で行われた。優勝したインド代表のサンディさんは、両親がイスラエルでの大会に参加予定だったが、来れなかったと語っている。しかし、172カ国から数百万人がオンラインで大会をライブで見ていたとのこと。
イスラエル観光業への貢献
今回のミスユニバースは、コロナ禍の中での開催であった。世界中の美女たちは、ちょうどオミクロン株が出てくる直前にイスラエルへの入国を終えていた。一人が入国時にコロナ陽性となったが、隔離する中で陰性となり、大会にはエントリーできたとのことであった。
入国後、美女たちは、イスラエル各地を回ってメディアに登場し、イスラエルの美しさや見どころいっぱいの様子を世界に発信する役割を果たした。
以下はエルサレムを訪問。案内する美女たち。エルサレムのリヨン市長と共に、ハヌカのキャンドルに点火。ハヌカのライトアップ、YMCAのクリスマスツリーライトアップも訪問している。
バーレーン代表など、通常ならまだイスラエルに入国できない人が、はじめてイスラエルを見る機会になっていた。
2017年にイラク代表として出場したサラ・イダンさんは、ミス・イスラエルと一緒に写真を撮ったことで、激しい避難とともに殺すと脅迫をうけるようになり、最終的には、イラクの市民権を剥奪されている。
CBNニュースが、イダンさんをインタビューしたところ、イダンさんは、70回目という記念すべきミスユニバースがイスラエルで行われたことを高く評価し、世界各国から来た出場者たちは、実際にイスラエルをみて、イスラエルが非難されているような人種差別の国でなく、民主的で、宗教にも自由で開かれた国であることがわかると思うと語っている。