イスラエルでは、9月22日からユダヤ教新年が始まり、仮庵の祭りと、10月中旬まで秋の大型連休の時期に入る。
イスラエルの首相官邸参加の国家安全保障会議(NSC)は、イランとその傀儡すべて、まずはハマス、ヒズボラ、アルカイダなどが、イスラエル人を人質にしようと狙っている可能性が高いとして、イスラエル市民に海外旅行への警告を出した。特に10月7日が危険だとしている。
渡航自粛国は、イラン、シリア、レバノン、イラク、イエメン、エジプト(シナイ半島含む)、トルコ、ヨルダン。また、どこからでもかけられるホットライン番号も出されている。
この他、海外では、反ユダヤ、反イスラエル主義がエスカレートしている。NSCは、海外では、イスラエルやユダヤのシンボルを避け、公にヘブライ語を話したり、治安管理が不十分な大集会には出ないようにと警告を出した。
しかし、これで、自粛するようなイスラエル人はいない。戦時中でも、行ける時には行っておこうと、海外旅行に出る人が少なくはならない。
Ynetによると、秋の3週間半ほどの例祭期間中に、ベングリオン空港を出入りする人は210万人と予想されている。
特に大型連休の始まりで、ピークにあたる9月18日(安息日前)は、この日だけで、国際便570便が発着し、約10万人がベングリオン空港を出入りする。
ピークはこの他、新年前日の21日に8万8000人、25日に9万2000人、28日に9万2000人となっている。行き先は、ギリシャ、キプロス、アメリカ、イタリア、UAE(アラブ首長国連邦)となっている。
www.ynetnews.com/travel/article/byq2kjnigl
石のひとりごと
いくら止めても、イスラエル市民が、危険を顧みず海外旅行に行くことは国もよくわかっている。公務員たち自身がそうだからである。
なので、これで何かあっても、自己責任だといって国が、市民を見放すことはないし、国民も同じ考えである。
筆者の知人も、もうすぐ家族を連れて、日本への旅行にやってくる。イスラエル人たちの無事を祈ろう。
