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新型コロナ感染現状
マハネイ・ヤフダマーケット(エルサレム)
ツイッター投稿動画より[/caption]イスラエルでは側近24時間の新たな感染者は、目標の200人以下の155人と、今も順調に減少が続く。感染者の合計は1万6101人。
死者は3人で計25人。人工呼吸器依存者は、83人と、こちらも減少を続けている。検査は1日1万5000件の用意がある中、検査を受ける必要のある人が減ってきているとのこと。
www.timesofisrael.com/number-of-virus-cases-in-israel-rises-to-16101-with-225-deaths/
Times of Israel によると、テルアビブを含む80%の町では、ここ数日、感染者なしを記録している。5人以上の感染者を出しているおは、エルサレム、フラ(南部ベドウイン地域)、ブネイ・ブラック、ベイト・シェメシュのみとなった。これらの町では、まだ部分的封鎖が続けられている。これらの地域は3日に封鎖を終える予定。
各地、新型コロナに特化した病棟も徐々に閉鎖に入っている。エルサレムのシャーレイ・ツェデック病院では、コロナ患者用に6病棟を割いていたが、このうち4病棟を元の通常病棟に戻して、2病棟だけにした。ただし、これらの病院では、万が一感染が復活した際には、すぐにコロナ病棟にする準備を続けている。
部分的学校再開へ:1−3年生、11−12年生
学校については、3日より、1−3年生(6−8歳)と11−12年生(16−17歳)は、1クラス15人までで、登校を許可することを決めた。しかし、ベエルシェバ、ラマット・ガンなど地方では、まだ早いと訴えているところや、まだ準備が間に合わないとして、5日に登校させるなど、対応はばらばらのようである。
最終的に学生は全員6月1日までに登校を再開する計画である。
保育園、幼稚園については、他者との間隔を維持するのが難しいことから、まだ再開は難しいとされた。
www.timesofisrael.com/as-new-infections-plummet-cabinet-to-discuss-opening-malls-and-markets/
経済活動復帰への4段階:経済省
イスラエルは、保健省がまだ早いという中で、経済活動の解放を急いでいる。現在、失業者は、109万3000人で、失業率は26%(コロナ前は4%以下)と、危機的な状況が続いている。まだ決定ではないが、経済省が考えている経済活動復帰への4段階は以下の通りである。
①ステージ1:屋外マーケットの開店(すでに開店)とモールの開店。建設関連のパレスチナ人労働者の復帰
②ステージ2:グループ活動、公民館の活動再開(ポールはまだ閉鎖) 理学療法などのサブ医療再開。国立公園、ミュージアム解放。
③ステージ3:映画館、シアター、ジムの解放。仕事用フライト、大きな会議室、レストラン、バーの解放。
④ステージ4:プール、遊園地の解放。
鉄道は、5月16日再開の予定。
イスラエルは今ステージ1に行こうとする段階にある。保健省は、もし感染がぶり返すとしたら、ここ数日中に現れるとみている。また来週どうなるかに注目しているという。
市場にもビーチにも人:もはや取り締まれず
戦没者記念日、独立記念日の厳しい外出規制を終え、30日朝より、自宅から500メートルまでとの外出規制は解除された。ただし、間隔2メートルの基本は維持することとなっている。
これを受けて、テルアビブのビーチや、マーケットには、多くの人々の姿がみられている。ツイッターに投稿された映像をみると、マハネイ・ヤフダは、もういつもと同じような混雑になっている。
イケヤには、感染を知りながら、店に来ていた男性が逮捕された。警察によると、このような隔離違反が200件、まだ許可がないのに開業したとして、150件のビジネスが、閉鎖させられたとのこと。警察はもはや、取り締まれないといっている。