今朝、Facebookを見ていたら、エルサレムで取材のお手伝いをしてくださったイスラエル人のタリアさんの投稿が目に入った。ご主人がガザの戦争が始まった直後に戦死していたことがわかった。
メディア関係のオフィスで、タリアさんに出会ったころは、彼女がイスラエルに移住してまだ間がないころだった。ご主人との結婚の話が出た時もなんとなく覚えている。
ザカリヤさんはやさしそうな、穏やかな男性で、軍隊や戦闘とは無縁にもみえる人である。写真に見覚えがあるので、オフィスでお会いしたことがあったかもしれない。
タリアさんによると、ご主人は、体調が悪かったにもかかわらず、10月7日のハマスの奇襲が始まってすぐに現場(キブツ・べエリ)へかけつけたという。ひどい現場を見ることになった。
その後も、従軍は続き、時々自宅に戻った時には、タリアさんと3人の子供たち(最年少は1歳)と旅行したりして、よき時をすごしたという。
しかし、今年1月、ザカリアさんが乗っていた戦車は、ガザ北部での戦闘でハマスの襲撃を受けた。同乗していた兵士2人は負傷して助かったが、ザカリヤさんともう一人は死亡した。
今にいたるまで、筆者の知人友人たちとその家族は皆無事だったので、タリアさんのご主人が亡くなったという事実に、やはりショックは大きかった。
ニュースを日々追いかけてはいるのだが、なんとなく、今、一気に戦争が身近になったような気がしている。
ゼカリヤさんの穏やかな笑顔を見て、みなさんはどう感じるだろうか。好戦的で殺戮を繰り返すイスラエル軍という一般のニュースからこういう顔が想像できるだろうか。
しかし、一方でおそらく、ガザの普通の人たちも、全員がハマスの顔ではないのではないかとも思う。
どの人も主が創造され、どの人も主の目に高価で尊い存在である。それを殺そうとする、マインドをコントロールして虐殺するようにしむけるサタンこそ、最終的に戦うべき相手だと最近、思わされている。