ガザの毎日新聞通信員(パレスチナ人)がイスラエルの空爆で死亡 2025.3.27

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毎日新聞によると、ガザで同新聞社の通信員を務めていた、ガザ在住、パレスチナ人ジャーナリストのモハンマド・マンスールさん(29)が、3月24日(月)、ハンユニスの自宅にいた際に、イスラエル軍の空爆があり、死亡した。

ガザに海外からのメディアは入れないので、メディア各社は、ガザに住んでいるジャーナリストを特派員として雇用し、その人々から情報を収集している。マンスールさんは、日本のメディアである毎日放送のために働いていた。

国際社会は、イスラエルが、ジャーナリストと殺すことは戦争犯罪だと厳しいことばを投げかけている。アメリカの報道官がその返答に追われる様子が以下のビデオの中に記録されている。

CPJ(ジャーナリスト保護委員会)は、2023年10月7日以降、ガザで死亡したジャーナリストやメディア関係者は170人以上だと報告している。CPJのカルロス委員長は、国際社会はイスラエルの責任を追求しなければならないと言っているとのこと。

mainichi.jp/articles/20250325/dde/007/030/019000c

石のひとりごと

確かに、ジャーナリストが死亡することはあってはならないことである。しかし、イスラエルは、望んでそれをしているのではない。また、イスラエルを戦争犯罪だというなら、この戦争を引き起こしたのはハマスである。

今、最も大きな被害を受けたガザの市民たちが、そう言っている。ハマスこそ、戦争犯罪者だとしなければならないだろう。マンスールさんが、ガザでの反ハマスデモを取材する前に死亡したことが残念でならない。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。