イスラエルとハマスの合意によると、1月25日(土)、第二弾となる人質女性4人が解放されることになっている。ハマスは本日、24日(金)にその名前を発表すると言っている。
第一段階で解放される33人の名前はわかっているのだが、だれがどの順番かはわからない。生きて帰ってくるのか、遺体で帰ってくるかもわからない。人質家族の寝ることはできているのかと思うほど、その苦悩は計り知れない。
こうした中、以前は、世俗的であったが、今はイスラエルの神、主に立ち返ったという人々も起こされているようである。10月7日のハマスの奇襲以来、主に立ち返ったという家族のことが、以下の記事に出ていた。
アシュリー・ワックスマン・バクシーさん(39)は、いとこであるアガム・バーカーさん(20)が人質となり、まだガザに捉えられたままである。
アガムさんは、イスラエル兵として、キブツ・ナハル・オズに配属されていて、そこから拉致されていた。バイオリンを引くミュージシャンであったという。
アシュリーさんは、有名な化粧関係のユーチューバーで
あったことから、以来、人質家族の代表団として、外国でのアピールにも出かけてきた人である。
そのアシュリーさんは2年前まで無神論者で、家族も、特に宗教的な儀式をする方ではなかった。
しかし、アガムさんが、拉致されて以来、家族をあげて、ユダヤ教の宗教儀式を守り、安息日にはシナゴーグに行って祈っている。
2023年11月にハマスは人質105人を解放したが、その人々の中で、アガムさんと一緒だった人質が、アガムさんが、食事の前の祈りとしていたとか、安息日には食事を作らない(安息日を守っていた)と報告してくれたことがきっかけだった。
アガムさんの両親も、アガムさんの拉致以来、安息日を守っているという。アガムさんには、両親と、双子の妹リーヤムさんと弟イーライさんがいるが、昨年3月、イーライさんは、エルサレムの嘆きの壁で、バルミツバ(成人式)を祝っていた。
アガムさんは、今週末に解放されるかもしれないと言われている一人である。家族は緊張の中、発表を待っているところである。
石のひとりごと
聖書によると、主はイスラエルがどれほど不信仰に陥っても、悔い改めて主に立ち返ると、それを待っていたかのように助ける傾向にある。それはただの物語ではなく、歴史的に実際に起こっていたことである。
イスラエルでは、近年、右派に傾く傾向にあるといわれているが、その背景には、ユダヤ教に立ち返る人が増えているということでもある。
しかし、若者たちの間では、まだユダヤ教が習慣でしかなく、世俗に流されている人も少なくない。ハマスの襲撃を受けたノバ音楽祭は、まさにそういう若者たちが、夜通し音楽に合わせて踊ると言った世俗文化の一つであったといえる。
苦しみの中ではあるが、多くのイスラエルの人々が、彼ら自身の主であり、彼らを見放すことなく待っておられる主に立ち帰るように。救いにも目が開かれて個人的にも主を知る祝福に到達するようにと祈る。