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戦時中でも2万7281人がアリヤ(移住)
イスラエルと全世界のユダヤ人たちにとっては、今週13日から過越の祭りに入る。各家庭では、今週、徹底的な掃除をして、ハメツ(種:罪に象徴とされるふくらし粉が入ったパンなど)に排除に忙しくしている。
エルサレムポストによると、昨年の過越から、今日までの間に、イスラエルに移住したユダヤ人は、戦争中でありながらも2万7281人であった。
最も多かったのは、ロシアからで1万5188人。続いてアメリカ、フランス、ウクライナなどとなっている。
家族ずれの移住は、1万5020組。年齢別にみると、16%にあたる4519人は、25-34歳の働き盛りの成人。5700人は18歳未満の子供たち。212人が85歳以上であった。
移住者たちは、イスラエル国内286の地域に定住している。最大は、15.5%にあたる4215人がテルアビブへ、続いて4066人がネタニヤへ、3032人がハイファだった。
www.jpost.com/aliyah/article-849472
テルアビブの大富豪1700人以上が流出
民間資産の移住の傾向を追跡する企業、ニューワールドウェルスが、今年発表したところによると、昨年中に、テルアビブに住んでいた大富豪1700人以上が、イスラエルを出ていたことがわかった。
また、少なくとも1億ドルを持つ、いわゆる「億万長者」は、昨年82人いたのに、今年は76人に減っていた。これにより、テルアビブは、世界の裕福な50都市から一つだけだが、外れることになった。
原因は、ハマスの攻撃などで、テルアビブが住みやすい都市ランキングで、20位も下がり、112位にまで下がったことが考えられる。
一方、エルサレムには「億万長者」が27人住んでいる。このためエルサレムは、裕福な都市の104位である。
なお、世界で最も裕福な都市はニューヨーク。富裕層は38万4500人で、億万長者は818人。さらに裕福なビリオネア(10億ドルレベル)は、66人。世界に裕福な都市50のうち、11都市はアメリカにあるとのこと。
日本の東京は、この2年で回復したらしく、富裕層29万2300人で、億万長者は267人。ビリオネアは14人で、世界第3位。これに続くのは、シンガポールである。