明日交渉を前にイスラエルに米F22ステルス爆撃機12機配備:イラン革命防衛隊は本格的軍事演習 2026.2.25

US F-22 stealth fighter jets are seen before taking off from Royal Air Force Lakenheath in England, en route to Israel, February 24, 2026. (@TallGlenn85 on X)

アメリカもイランも戦争突入準備の様相:明日交渉を前に

アメリカは、明日2月26日(木)に、ジュネーブでイランとの3回目間接交渉を行う。今回、イランは、核問題について、イランからの妥協案を提案すると言っている。しかし、アメリカがそれに同意することは、考えにくいとの予想が広がっている。

この交渉に先立つ24日(火)、アメリカのF22ステルス爆撃機12機が、イギリスを飛び立って、イスラエル南部のオブダ空軍基地(最南端エイラットから40キロ北)に到着した。*その後、1機は技術的問題出立地へ?戻ったとのこと。

F22は、ステルス機能を有し、速度、機敏性においても、世界最高レベルの戦闘機である。交渉に向かうイランに新たな圧力をかける動きである。

これまでに、アメリカは、イラン攻撃に対応する部隊として、アラビア海に空母アブラハム・リンカーン、地中海に世界最大の空母ジェラルド・R・フォードを派遣。

駆逐艦は10隻、戦艦3隻、トマホーク・ミサイル搭載の潜水艦もいる。

ヨルダンの空軍基地を中心に、展開できる戦闘機は150機以上で、兵力は3-4万人。ここにF22ステルス爆撃機が加わった形である。

トランプ大統領としては、兵力を使わない解決を望んでいると思われる。しかし、もし攻撃しなければならない場合、短期間で一気に目標を達成しなければならないと考えているのだろう。

一方、このアメリカの大軍を前にして、イランは、24日(火)、交渉と同時進行で、IRGC(イラン革命防衛隊)が、南部海岸地域で軍事訓練を行った。ドローン、迫撃砲、ミサイル、地上部隊などの演習である。それをSNSでアップしていた。

FILE: Chinese YJ-17 anti-ship hypersonic missiles in Beijing, September 3, 2025. (GREG BAKER / AFP)

また、イランが、昨年6月の戦争後から、中国の射程290キロに及ぶ超音速ミサイル(対艦巡航ミサイル)の購入交渉をすすめており、すでに合意に至った可能性があるとのこと。

まだ納入はされていないもようだが、もし納入された場合、大きなゲームチェンジャーになりうるとTimes of Israelは伝えている。

www.timesofisrael.com/complete-gamechanger-iran-close-to-buying-supersonic-anti%E2%80%91ship-missiles-from-china/

イスラエルの準備は?

アメリカが、イランを攻撃したら、イスラエルは、イランからだけでなく、その傀儡組織、ハマス、ヒズボラ、フーシ派、イラクにいるシーア派組織など、文字通り周囲の敵からの一斉攻撃にさらされることになる。

しかし、イスラエルは、アメリカにイラン攻撃について、表向きには、意見を出すことなく沈黙を続けている。

イスラエルは、イランとの交渉が成立するとは考えておらず、逆にアメリカが、ここまでイランとの交渉に応じていることに、疑問を投げかけていると伝えられている。

最近、イスラエル軍のザミール参謀総長は、アメリカのケイン米統合参謀総長と会談し、イランとのいかなる合意も結局は、イランへの保険契約になってしまうと警告を伝えた。このことから、イスラエルは、アメリカのイラン攻撃に反対ではなく、合意していると報じられた。

今のうちに、イランの現政権を打倒することを望んでいるイスラエルである。おそらく、あらゆる方面で、防衛、攻撃の準備を進めていることだろう。

ネタニヤフ首相は、24日(火)、エルサレムの首相府で開催された国連の大使たちを前にした演説で、「ホロコーストは終わっていない。何度でも来る。

しかし、今の我々には、前と違って、自衛の能力がある。テクノロジーや軍事力もあるが、私たちには、絶対自衛するというスピリットがある」と語った。

www.timesofisrael.com/f-22-jets-deploy-at-israeli-air-force-base-as-us-builds-up-forces-for-iran-strike/

石のひとりごと

今週末、中東はどうなっているだろう。もし戦争になっていたら、主がイスラエルを守ってくださるように、またアメリカが早く目標を達成するように、祈っていただければと思う。

また、イランで、今もデモを続けている反体制派の人々、最近のリバイバルで、救われた人々も祈りに覚えたい。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。