目次
イスラエルとアメリカの本気の攻撃
イランへのイスラエルとアメリカの攻撃は6日目に入った。イスラエルとアメリカは、イランの軍事力破壊と、イラン政権打倒に向けた攻撃をエスカレートさせている。
1)F35戦闘機がテヘラン上空でイランの戦闘機撃墜
イスラエル軍司令官Aによると、イスラエル軍は、これまでにイランに爆弾5000発以上を投下。イラン領内の弾道ミサイル発射地や、武器関連、隠されていた核施設への攻撃も行なっている。
また、テヘラン空港含め、領内の防空システムの破壊を続けており、すでにイラン領空の優位性をかなり獲得したとみられている。
3月4日(水)、テヘラン上空では、イスラエルの最新戦闘機F35が、イランの戦闘機(ロシア製)を撃墜した。
F35が、人間のパイロットが操縦する戦闘機を撃墜するのは初のことである。第二次世界大戦以来のことでもあった。
この攻撃が、イランの首都、テヘラン上空で発生したことからも、いかにイランの防空能力が落ちているかを表している。イスラエル軍は、まだ少なくとも1-2週間攻撃を継続すると言っている。
一方、アメリカ軍はイラン南部にあるミサイル発射地などへの攻撃を行なっている。AIを使った情報解析システムや、最新兵器も使っているとのこと。
イスラエル軍によると、イスラエルとアメリカは協力、分担してイランの軍事力剥奪を図っているとのこと。特にイスラエル軍は、アメリカ軍の給油能力に依存しているとのこと。
www.timesofisrael.com/idf-planning-for-at-least-1-2-more-weeks-of-iran-ops-over-5000-bombs-dropped/
イスラエルとアメリカは、イラン革命防衛隊関連施設はじめ、警察関連など武力関係地点への攻撃・破壊を続けている。
2)イスラエル軍民協力でイラン全国へサイバー攻撃
IT技術に強い、イスラエルである。当然サイバー攻撃を続けている。イラン国内のアプリや防犯カメラはハッキングされているほか、SNSやAIを使ったスパイ活動も展開されている。
実施しているのは、軍だけでなく、民間人も一体となって活動しているとのこと。これらが、ハメネイ師暗殺に繋がった可能性もある。
www.nikkei.com/article/DGXZQOUC046980U6A300C2000000/
イランでは、中央司令室が攻撃を受けている上に、サイバー攻撃で、指示系統がかなり乱れており、イランからの攻撃が、中央からの指示でなく、ばらばらに行われている可能性も指摘されている。
3)アメリカ潜水艦が魚雷でイランの軍艦撃沈:インド洋
3月4日(水)朝5時ごろ、スリランカ沖、インド洋で、アメリカの潜水艦が、魚雷を使って、イランの軍艦を撃沈した。
魚雷が実際の攻撃に使われるのは、第二次世界大戦以来である。
スリランカ当局によると、これまでに、乗組員32人は救出されたが、87人の死亡が確認された。乗組員は、約180人だったので、まだ捜索が続けられている。イランは、アメリカは、このことを後悔するだろうと報復を警告した。
アメリカはこれまでに、イラン軍戦艦など17隻を撃沈している。
4)イスラエルとアメリカの傀儡:クルド人戦闘員数百人がイランとの戦争参加へ
イランの政権を打倒するためには、地上軍がどうしても必要になる。
アメリカとイスラエルは、イラン・イラク・トルコ3国にまたがって存在するクルド人勢力の戦闘勢力を支援し、イラン政権を地上から攻撃させようとしているとの情報が出ていた。

このややこしい中にクルド人が介入することはどうなのかと思う。クルド人は多様であり、問題を複雑化することも懸念される。また、クルド人だけで、イラン政権を打倒することは難しいとみられている。
www.jpost.com/middle-east/iran-news/article-888881
石のひとりごと:どう祈る?
イランへの攻撃が始まってから、中東や世界に戦火が拡大しており、経済やエネルギー問題など、様々な影響が拡大している。特にホルムズ海峡をイランが封鎖することで世界のエネルギー、物流にもたらす被害は急速に深刻化している。
また日本を含め、世界各国から中東を訪問していた数十万人(このうち10万人はイスラエル人)が、戦火の中で足止めになっている。
また、戦闘が長期になってくると、攻撃用ミサイルや、中東諸国が保有する迎撃ミサイルの数も、問題になってくる。これについて、イランは、ミサイルや迎撃ミサイルの製造に長けている上、イランのドローンより、それを迎撃するミサイルの方がはるかに高価だとの指摘もある。戦闘の長期化はイランに有利になる可能性がある。
とはいえ、イラン現政権を温存させたまま、イランへの攻撃を途中で止めた場合、また同じことの繰り返しになる。途中でいいかげんに止めるという選択肢はない。この戦争に負けることはありえない。イランの現過激政権を徹底的に、無力化してから、新しいイランを再建するしかない。
特に、イスラエルにとって、今のイラン政権は、文字通りの存在危機問題である。今この時をチャンスとして、イランの武力を徹底的に無力化する、核兵器の懸念をなくしてしまう。それ以外の選択肢はないといえる。
しかし、アメリカにとってはどうか。直接イランから受ける被害はあまりあいのに、なぜここまで戦争を行うのかとの疑問視されている。
当初、トランプ大統領は、反政府デモが現政権を打倒することを支援すると言い、その後、イランの核兵器能力を無力化することを挙げており、焦点が定まっていない。
結局のところ、イスラエルを助けているだけではないかと言われている。こうなると、長期化すれば、国内からの反発が高まってくるだろう。アメリカとしても長期化させず、現政権が新しい政権になることを短期で実現させなければならない。トランプ大統領の中間選挙にも関わってくることでもある。
この状態でどう祈るか。まずイスラエルが目指す、イランが危険でなくなるまでの武力破壊を、早く完了できるように祈った。また、イランの反政府勢力が、最善の形で立ち上がることも祈りが必要である。
実際に政権が倒れた後には、サウジアラビアのビン・サルマン皇太子のように、自分はイスラムでも、多様な世界にもオープンな指導者が、イランに与えられることを祈った。イラン国内が内戦に陥らないようにも祈った。
