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謎深い新型コロナ
新型コロナパンデミックは、欧米では徐々に落ち着きはじめたことを受けて、少しづつ経済社会活動が再開されはじめている。世界に先駆けて、ギリシャがイスラエルを含む29カ国(感染が大きかったフランス、スペイン、イギリス、イタリア以外)からの発着を6月15日から受け入れると発表した。
イタリアでは、ベニスが、6月3日から旅行者の受け入れを再開する。最も被害が大きかったニューヨークも、詳細は発表されていないが、6月8日から社会活動を再開する予定だという。
一方で、今、感染が拡大しているのは、ロシア、南米(特にブラジル)である。
意外にも少ないのがアフリカの後進国である。アフリカは、手洗いの施設が少なく、医療設備もまったく不足しているので、最悪300万人が感染し、30万人が死亡するとも懸念されていた。
ところが、WHOによると、5月27日の時点で、アフリカ全体の感染者は、最大の南アフリかの2万5937人を含む11万9000人。日本と同様、アフリカも検査数が、圧倒的に少ないので、数にでていないだけではないかとも言われているが、死者数が少ないので、どうもそうではなく、悲惨なパンデミックを逃れた可能性もあるという。
世界の研究者は、日本と同様、なぜアフリカで爆発的な感染が起きなかったのか、頭をひねっているとのこと。・・・特に先進国で犠牲者が多いところをみると、やはり、資源や能力が不足しているところには、主の恵みが働いたのだろうか・・・・・とこれは石のひとりごとである。
www.bbc.com/news/world-africa-52801190
forbesjapan.com/articles/detail/34811
アメリカがWHOへの拠出金打ち切りへ
トランプ大統領が、29日、WHOとの関係を打ち切るとして、拠出金、4億ドル(約430万円)を打ち切ると発表した。以前から訴えていたように、WHOのテドロス事務局長が、中国との癒着で、パンデミックへの対処が遅れたというのが理由である。
アメリカは今後、別の公衆衛生機関を支援すると発表した。テドロス事務局長は、今後後進国への感染拡大が拡大すると懸念されるときに。。と言っている。しかし、幸い、アフリカでは、感染拡大が懸念したほどでないということで、やはり主の恵みが働いていると、油断しないまでも感謝したい。
石のひとりごと:エコノミーシェアリング
新型コロナは、あまりにも謎が多い。要するに、本当に新時代に突入したとうことであろう。今、人類は、今までにみたことのない巨人に遭遇しているといえる。世界は、これとまともに戦ったわけだが、今、これまでの知恵だけでは、勝てないということがわかってきたというところだろうか。
世界はもはやロックダウンには入らないだろう。経済が死んでしまうからである。ならばどうするのか。今までにみたことのない敵に対しては、これまでになかったような解決を探すしかない。
今、世界は、AIやオンラインを使って、飛行機時代よりもさらに、国や文化を超えてつながることができるようになった。それらを駆使して、あらたな協力体制ができ始めている。
日本でも、シェアリングエコノミーという概念が、始まっており、オンラインを使って、必要な人に必要なサービスを提供する新しいビジネスが始まっている。
sharing-economy-lab.jp/share-business-service
東京表参道でイタリアレストラン、ビストロ・プレインを経営する20代の経営者中尾太一さんが、コロナ危機早期に、すぐにオンラインショップにすることを計画。思い切って2ヶ月閉店してその準備を行った。人を優先と考え、従業員には、3月中に給料100%を3ヶ月分を先払いしたという。
オンライン商品としては、キッシュにしぼって販売することで、行き場のなくなっていた農家の野菜2000キロを買い取って、すべてを有効活用した。さらにキッシュを2つ買ってもらうことで、1つは医療従事者に配るというプロジェクトまで実施した。
また家庭で美味しい肉料理が必要と考え、精肉業者と開発したハムなどの商品もオンラインで販売。成功した。自分だけが成功するのではなく、他者をまきこんで、必要なところに必要なものを届けて、ともに収益をあげる、みながウインウインというのが、シェアリングエコノミーである。
この時代に、教会はどう変わっていくのだろうか。いや変わらないのだろうか。まだしばらくは、非常に厳しい状況が続くと思われるが、そのなかにあっても楽しみもある新時代である。