バチカンで新しい法王が就任した。アルゼンチンのイエズス会出身でフランシス1世(76)と名乗る。ヨーロッパ以外から法王が就任するのは1300年以上ぶり。
フランシス1世は、自分で料理したり、自分で電話もとるという。「私に会いにくるぐらいなら、その費用を貧しい人に。」と言うなど、謙遜と質素、暖かい人格だと評されている。
世界のローマ・カトリックは12億人。今後、カトリック教会だけでなく、世界情勢にも影響力を持つことになる。
<ユダヤ人にも受け入れ良好>
フランシス1世は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで枢機卿だった。その間、地元のカトリックとユダヤ人コミュニティのよい関係に貢献していたという。アメリカのラビたちもフランシス1世を歓迎している。
ヨーロッパ歴訪を終えたばかりのペレス大統領も新しい法王を歓迎するとのコメントを発表した。