先月、ラファの地下トンネルの中で、人質になっていた6人が、イスラエル軍が到達する直前に殺害され、遺体となって保護された。10日、イスラエル軍のハガリ報道官が、その場所の映像を世界に公表した。
トンネルの入り口は、ミッキーマウスに絵があるなど、明らかに子供部屋で、トンネルはそこから20メートル下だった。全長120メートルで、中ば非常に狭く、大人が立つこともできない。
空気は薄く、トイレもなく、尿が入っているボトルが発見された。そこにあった乾燥食品をみると、数週間そこにいたかいることのなっていた可能性がある。遺体があったところは、被害者の血の海になっている。
イスラエル軍は、6人の遺体を保護した際、そこから逃げようとしたテロリスト2人を射殺していた。現在、そのDNAから、2人が6人を殺害した者かどうかを捜査しているとのこと。また、6人が殺害された際、ハマスは、他の人質6人についても殺害を示唆したことから、実際に殺した可能性が高いとして捜査を続けている。
6人の遺体が発見されたトンネルは、その数日前に、人質アル・カディさんが生きて発見された場所から、わずか700メートルしか離れていなかった。しかし、その地点とトンネルはつながっていないとのこと。