ユダヤ教政党が、超正統派ユダヤ教徒の徴兵制に関する法案で合意できないとして、2019年度予算案に賛成しないと発表。ネタニヤフ首相と法案の表現を変えるなどの交渉が続けられた。
ところがこの改正バージョン法案については、リーバーマン防衛相とカフロン財務相が反対。あくまでもユダヤ教政党の立場を擁護するなら連立を離脱すると主張。ネタニヤフ首相は、国会解散。総選挙を余儀なくされるのではないかとの危機に立たされた。
しかし、その後、なんらかの調整が勧められたのか、14日(水)、カフロン財務相が準備した予算案が、賛成62、反対54で、無事国会を通過した。これで解散の危機は回避したことになる。
イスラエルの2019年度予算は、47兆9600億シェケルで、昨年度より、4.3%増えた。2015年と比べると24.9%も増えているという。
Times of Israelによると、予算のうち防衛費は728億シェケル、教育費640億シェケル、社会保障465.9億シェケル、健康保険424億シェケルとなっている。
ともかくも、これで政治家たちは、3月30日から1週間の過越の休暇をゆっくりと過ごすことができることになった。
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