戦闘15か月:ガザ地区総人口6%減少とパレスチナ自治政府発表 2025.1.2

in the central Gaza Strip town of Khan Younis, January 1, 2025. (AP Photo/Abdel Kareem Hana)

イスラエルとガザとの戦闘が始まってから約15ヶ月。パレスチナ自治政府の中央統計局(PCBS)は、ガザ地区では、これまでに10万人がガザ地区を離れ、5万5000人以上が死亡。総人口は6%減少して、210万人になったと発表した。

また、死亡した5万5000人以上の中の4万5500人は、民間人(その半数以上は女性や子供)で、イスラエルに殺害されたと主張。加えて、1万1000人が、行方不明になっていると発表した。

ガザでの死者数について、イスラエルの発表によると、2023年10月7日のイスラエル南部襲撃の後、イスラエル領内で殺害したハマス戦闘員は1000人で、その後のガザ内部での戦闘で1万8000人以上となっている。なお、ガザでの戦闘でイスラエル兵もこれまでに395人が死亡した。

イスラエル軍の調査では、現在、ガザ地区にいる住民の83%が、イスラエルが指定した人道支援地域、アルマワシ、ハンユニス西部、ガザ中央部のデイル・アル・バラなどに住んでいる。

しかし、ハマスがこれらの地域に再結成する様相があり、戦闘が発生するたびに、人々は、今も移動を余儀なくされており、絶えず変動しているとのこと。

www.timesofisrael.com/gaza-population-down-by-6-since-war-began-says-pa-bureau-citing-hamas-figures/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。