この5月、アメリカは、大使館をエルサレムに移動させることになっているが、これは、それだけでも歴史的な一大事である。
ところがこの上、9日、北朝鮮のキム・ジョンウン総書記が、現政権を支持するなら、核開発をやめると言い出し、トランプ大統領に会談を申し入れた。トランプ大統領がこれを受け入れたことで、会談が5月にも行われる流れになっている。
トランプ大統領は、1999年の時点で、すでに北朝鮮の核問題について、かなり的を得た危機感を持っており、当時から、今のうちに交渉し、北朝鮮の核開発を止めなければならないと主張していた。
1999年のトランプ大統領へのNBCインタビュー https://www.facebook.com/raheemkassam/videos/785099035032766/
アメリカの危機としてとらえているので、全力をあげて、交渉にあたると思われる。ニュースによれば、今回も、交渉に入る前に、確実に核開発を停止することを証明するような、口だけでなく実際の動きを条件にしているとのことである。
当然、現時点では、制裁をいっさい緩めるつもりはない。この5月、トランプ大統領はまさに時の人ということである。
北朝鮮とアメリカの交渉について、中国はこれを歓迎するとの声明を出している。韓国の大統領は、北挑戦との和合をすすめているので、北朝鮮とアメリカとの交渉は歓迎している。この流れで困るのは日本であろう。
これとは別に、トランプ大統領は、公約の一つであった鉄鋼とアルミニウム貿易の関税を上げ、国内の産業を保護する動きに出た。
世界各国からは、「貿易戦争だ」との非難もある中、これが今後、大きな問題に発展していくかどうかもこれから数ヶ月、注目される点である。これについても、困るのは日本のようである。
こうした中だが、相変わらず、ホワイトハウスの人事は忙しい。しばらく、娘夫婦であるクシュナー夫妻が、ロシア関連問題から、政権から離れる可能性も報じられていた。
トランプ大統領が連発するコメントは、「確かにそうだ。」と感じさせることが多いと評する記事がある一方、「本当に大丈夫なのか・・・?」と懸念する記事も両方ある。日本語の記事はおおむね後者。いずれにしても、祈りの必要な人物であろう。