目次
イスラエル軍がガザで人質3人の遺体保護
アメリカがイランを攻撃という最中、イスラエル軍は、6月22日(日)、ガザの地下トンネルで、人質3人の遺体を保護したと発表した。3人の遺体はイスラエルに搬送され、身元が確認された。
3人は、オフラ・ケイダルさん(71)、ヨナタン・サメラノさん(22)、シャイ・レビンソン軍曹(19)である。
ケイダルさん(71)は、10月7日の朝、キブツ・ベエリで殺害され、その後、遺体はガザへ拉致されていた。夫のサミさんは、パーキンソン病を患っていたため、サイレンが鳴っても動けなかったようで、自宅のソファで死んでいるのが発見されていた。
ケイダルさん夫妻の娘、ヤエルさん(41)は、この時両親の家にいたが、シェルターに入っていて無事だった。
サメラノさん(22)は、テルアビブ在住で、ノバ音楽フェスに参加していて、ハマスの襲撃に遭遇。友人2人と逃げたが、結局殺害され、遺体はガザへ拉致されていた。
サメラノさんを拉致したのは、UNRWA職員で、後でハマスであるのにUNRWA職員だった12人の1人だったことがわかっている。サメラノさんの遺体が発見された日は、サメラノさんの23歳の誕生日だった。
レビンソン軍曹(19)は、10月7日、ガザ国境で任務中にハマスとの戦闘になり、その間にハマスに殺され、遺体はガザへ拉致されていた。
まだガザに拉致されたままになっている人質は50人となった。IDFは、このうち28人は死亡していると確認しており、生存者は、最大でも20人とみられている。
www.timesofisrael.com/idf-recovers-bodies-of-three-slain-hostages-from-gaza-in-military-operation/
壮絶ガザでイスラエル兵1人死亡
イランへの攻撃を進める中、イスラエル軍はガザでの攻撃も継続している。先週、6月18日(水)、75カ所への攻撃を実施していた。
ハマス側は、140人以上が死亡したが、そのうちの40人は、イスラエル軍の攻撃で死亡したと主張している。医療関係者によると、マガジ、ゼイトゥン、ガザ市への空爆で、少なくとも21人が死亡、ハンユニスで5人が死亡。
食料配布をめぐっても混乱が続いている。ガザ中央の配布所で、UNのトラックにむらがるパレスチナ人にイスラエル軍が銃撃したため5人が死亡したと言っている。これらは、戦闘員も市民も全部含んだ数字だが、検証は難しい。
この日、工兵大隊のスタヴ・ハルホン軍曹(20)が、ハンユニスで、射撃されて死亡していた。この時、予備役兵も1人重傷を負ったとのこと。
