南レバノンでは、各地で戦闘があり、武器庫や地下トンネルの摘発と破壊、ヒズボラ司令官を殺害が続けられている。
本来なら、空爆で一気に叩けるところ、イスラエル軍は、限定的な地上戦を選択し、細かく確実に、国境周辺をクリアにする作戦である。
以下は、2日前にIDFが公表したヒズボラ、ラドワン部隊の地下施設の様子。
しかし、16日、ガザでシンワルが殺されていたころ、ゴラン高原では、国境レバノン側にヒズボラ施設があるとの情報から、偵察部隊の5人が、建物に偵察に入った。
そこで武器庫や地下トンネルを発見したが、突然、階上から銃撃をあびて、全員が死亡した。この他、将校2人も重傷を負った。死亡した5人は以下の通り。
部隊司令官のオフィク・バチャール少佐(24)、エラッド・シマン・トヴ大尉(23)、エルヤシブ・エイタン・ヴィーデル軍曹(22)、ヤコブ・ヒレル軍曹(21)、ヤフダ・ドロール・ヤホラム軍曹(21)
5人が死亡したあと、残っていた部隊が、反撃して、そこにいたヒズボラ戦闘員を殺害した。この戦闘で副司令官含む5人が負傷。3人が重傷とのこと。
この日は、別の戦闘でも、対戦車砲をあびて、将校や工兵など重要な兵士3人が重傷を負っていた。
ヒズボラは続けて数時間おきに、イスラエルへロケット弾を発射している。シンワルが死亡した後から、イスラエルとの戦闘をエスカレートさせると言っており、誘導型迎撃ミサイルを使うと言っている。