冬の北京オリンピックが始まった。イスラエルからは、6人の選手が北京入りしている。
イスラエルには、冬の国ではないので、冬のオリンピックではあまりよい成績を収めたことがない。しかhしTimes of Israelによると、今年の選手たちは、全員イスラエル生まれではない移住者で、冬の国出身者が多い。
アルペンスキーで出場するノア(19)とバルナバ(23)ゾロスさんさんは、ハンガリー生まれ兄弟。家族は1990年にイスラエルに移住した。
フィギアスケートでは、エブガニ・クラスポノルスキー(33)とハイレイ・コップさん(19)のペア。クラスポノルスキーさんは、幼児のころにウクライナから移住した。コップさんは、アメリカ生まれ。イスラエルの旗印の元で出場するため、アメリカからイスラエルへ移住した。
同じくフィギアスケートで、アレクセイ・バイチェンコさん(33)はウクライナ生まれ。2010年にイスラエルへ移住した。
スピードスケート(500m、1000m、1500m)のウラジミール・バイカノフさん(32)は、旧ソ連生まれで子供のころにイスラエルへ移住した。
注目されているのは、アメリカ選手として出場するユダヤ人ジェイソン・ブラウンさん(27)。ジェイソンさんは、イツハク・パールマン演奏によるシンドラーのリストに合わせてフィギア・スケートに出場する。
イスラエルは小さな国だが、その市民であるユダヤ人は、世界中にいるので非常に多様である。オリンピックでもその見方は、イスラエル一国に限らず、ユダヤ人視点のようである。