8月2日早朝、100%イスラエル製としては初めてになる観測衛星2基が、南アメリカのフランス領ギアナから打ち上げられた。
1基は、農業を主要目的にした世界最小の地球観測用の衛星で、技術も部品も100%イスラエルで作られた。フランスとの提携で作られたためか、ビーナスと名付けられている。もう一基は、イタリアの軍事衛星OPTSTAT-3000で、こちらも100%イスラエル製である。
今回注目されているビーナスは、重さ265キロと世界最小だが、地上720キロ上空から送ってくる写真データは高画質で、自然災害などの研究にも役にたつものとみられる。これから4年半、上空で働きをする予定。
ビーナスからのデータはいったんスェーデンの基地で受信され、そこからイスラエルに関連するデータはイスラエルに送られてくる。IAI(イスラエル航空産業)は、今後送られてくる写真の分析に500万シェケルを投資する。
www.timesofisrael.com/israel-launches-first-environmental-research-satellite-venμs/
ヨーロッパでは、BDSとよばれるイスラエル製品のボイコット運動がさかんだが、これいかに、衛星はしっかりイスラエルから調達しているようである。