www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4612284,00.html
イスラエルでは6日夜、北部からはじまり、全国的に強風と雷雨、または雪を伴う冬の嵐が到来している。
ゴラン高原では20センチ、ツファットでも積雪、ガリラヤ地方はひょう。ハイファでは、強風と豪雨で木々が倒されたり、大きな看板が倒れたりしている。ツファットでは17000世帯が停電するなど、各地で停電が報告されている。鉄砲水による洪水の報告もある。
www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/189619#.VK0oSaW9BCs (北部の様子ビデオ)
ベン・グリオン空港では、7日朝、一時的に雪で白くなったが、今のところ国際線の発着に影響は出ていない。
エルサレムでは、昨夜から強風が吹いていたが、7日午後1時すぎから、ひょうに近い堅い雪の小さな玉が、ばらばらと音をたてながら降ったりやんだりしている。
学校は、7日朝から全国的に休校になっている。ヘブライ大学も7、8日は閉鎖すると発表。バスも朝から停止。エルサレムに続く国道1号線と443号線が、7日午後から遮断されている。
さらに、エルサレム市では、7日午前中に、緊急対策室が設置され、ネタニヤフ首相とバルカット市長が打ち合わせ、海外メディアを招いて取材させる対処ぶりである。
2013年末の大雪では、厳しい寒波の中でエルサレムの広い地域が停電し、インターネットも遮断されるなど被害が大きかったせいか、ヒステリックなほどに大騒ぎしている感じだが、備えるに超したことはない。
国をあげての対策にあわせ、ほとんどの市民は6日のうちに食料を買い占め、本日7日からは、家族で家にこもっているとみられる。イスラエルには石油ヒーターがないため、今後、各家庭が一斉に電気ストーブを使うことで、停電にならなければよいがと思う。また一番困るのはインターネットが止まることである。
寒波は、今週末にかけて続くみこみ。この寒波は、ゴラン高原のシリア側も同じである。雪はシリア難民の上にも降っているはずである。
また、家が破壊され、ろくな防寒具もなく、電気も不足するガザ市民の上にも到来している。十分な防寒着すらないこれらの人々を覚えてとりなしをお願いしたい。