入植地政策に釘!?:トランプ政権 2017.2.3

昨日、イスラエルの調子に乗ったような急激な入植地政策にアメリカは黙認状態とお伝えしたばかりだが、今朝のニュースによると、ホワイトハウスが、これに釘をさすコメントを発表した。

それによると、「入植地の存在が、平和への障害にはならないとは思うが、それを一方的に拡大することは、障害になりうる。」という言い方である。政権発足後、初めてアメリカが二国家二民族案を支持する姿勢を示唆した形だ。

しかし、ホワイトハウスは、この件(入植地)に関するアメリカの正式な立場はまだ表明していないとし、今月15日にネタニヤフ首相がトランプ大統領を訪問したときに、話し合う予定であると語った。

www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/224340 

<イスラエルの反応>

イスラエルの国連代表ダニー・ダノン氏は、「まだアメリカがイスラエルに対する態度を変えたかどうかを論じるのは早すぎる。」とし、いずれにしても最終的にはイスラエルのことは、イスラエル自身が決めるまでだとの考えを語っている。

* 入植地に関する説明 : Vox Media 
パート1 https://www.youtube.com/watch?v=E0uLbeQlwjw
パート2 https://www.youtube.com/watch?v=B6L9mS9ti6o 

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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