1月18日から19日、予定されていた停戦が発効になる直前、2014年のガザでのイスラエルとハマスの戦争で、戦死し、遺体をハマスにとられたままになっていた、オロン・サウル軍曹(当時21歳)の遺体を、イスラエル軍海軍特殊戦闘部隊が発見。保護した。
2014年、サウル軍曹ら7人が乗った軍用車が、ガザ市シャジャイヤ地区で立ち往生となり、ハマスの対戦車砲を受けることになった。7人は、車内から引きずり出されて、全員殺害された。
この時以来、サウル軍曹と、別の戦闘で死亡したハダール・ゴールディン中尉(当時23歳)の2人の遺体だけは、ハマスにとられることになった。
以来、2人の家族とその支持者たちは、政府に2人をなんとか、取り戻すよう、訴え続けてきたのであった。
それから11年ぶりに、サウル軍曹は家族の元に戻ったということである。
今サウル軍曹の遺体が戻ったので、軍は、なんとしても、ゴールディン中尉も取り戻すと家族に伝えたとのこと。
ネタニヤフ首相は、2人を取り戻すことを忘れないよう、オフィスに写真を掲げていたと述べ、家族に深い追悼の思いを伝えるとともに、イスラエル軍の勇気を賞賛する声明を出した。
石のひとりごと
タイミング的になんともすごいことではないかと思う。停戦予定前ギリギリの作戦である。たとえ遺体であっても国民は必ず取り戻す、イスラエルの根性を思わせるようなことである。
また、イスラエル軍が、「戦闘は続ける。ハマスは殲滅しなければならない。」と訴えているような気もする。