今日も続くイランとヒズボラからのミサイルとロケット弾・ドローンも:エルサレムから詩篇23の祈り 2026.3.15

Israeli air defense system fires to intercept missiles during an Iranian attack over Tel Aviv, Israel, March 15, 2026. (AP Photo/Ohad Zwigenberg)

イスラエルのイラン攻撃:IRGCはネタニヤフ首相暗殺脅迫

イランとの戦争は、3週目に入った。イスラエルは、イランとヒズボラへの攻撃の手を緩めることなく継続している。

テヘランでは、イラン中央司令部の情報局を攻撃。幹部2人が死亡した。テヘランへの空爆も行い、イラン政権の宇宙研究センター、防空システムを製造する施設など、さまざまなインフラ数十ヶ所を破壊した。

これに対し、IRGC(イラン革命防衛隊)は、ネタニヤフ首相について、「この子供殺しの犯罪者が生きている限り、全力を挙げて標的にする」と暗殺を脅迫した。

続くイスラエルへの攻撃

A car burns in Israel as the result of a cluster bomb warhead in a ballistic missile attack from Iran on March 15, 2026 (Magen David Adom)

イスラエルに向けたミサイルの波とヒズボラからのロケット弾も、終わることなく今も日々続いている。

3月14日(土)、イランからのミサイルの波が発射され、イスラエル最南端の町エイラットに1発が着弾。12歳少年が中等度の負傷。3人が軽傷を負った。犬1匹が重傷。

www.timesofisrael.com/iranian-missiles-wound-3-in-eilat-including-child-israel-hits-hundreds-of-iran-sites/

一連のミサイルのうち、6発はクラスター爆弾で、テルアビブ、エルサレム、西岸地区など、イスラエル中央にも飛来して、一部は着弾。地面にクレーターができ、建物も損傷したが、負傷者はなかった。

14日(土)から15日(日)朝にかけての24時間の間に、イランからのロケット弾の波は5回。ヒズボラのロケット弾も飛来し、15日(日)までの24時間の間に、108人が負傷し、病院に搬送された。

このうち2人が中等度の負傷を負ったが、その他は軽傷で、9人は不安発作だった。

www.timesofisrael.com/liveblog_entry/108-people-taken-to-hospital-over-past-24-hours-as-result-of-iran-war-health-ministry-says/

その後も、ミサイルのアラーム、ドローンのアラームは、テルアビブやその周辺、西岸地区方面でも発生している。

これほどのミサイル攻撃を受けながら、死傷者がこの数ですんでいることは奇跡ともいえるだろう。

戦争が始まる前に、イスラエルは、アイアンビームというレーザーを使った迎撃システムを配備していたが、それが功を奏しているのかもしれない。

IDFが一部地域の行動制限解除

イランとの戦争が3週間目に入る中、イスラエル人たちの日常は混乱を極めている。子供たちは学校に行けず、家にいるが、大人はなんとか仕事に行くか、オンラインで仕事しなければならない。交通網も乱れており、町で買い物もしにくい。数時間おきにサイレンが鳴っている。

それでも、できるだけ日常を取り戻そうとしている。イスラエル人はアウトドア派が多い。テロの被害の後で、引っ込んでしまうことこそが敗北という感情もある。

エルサレムでは、嘆きの壁近くで祈ったり、シェルターがあることが確認できる場所で、子供と外へ出たり、町ではカフェもオープンしている。

また、イスラエル軍は、まだサイレンがなる中だが、脅威が比較的少ないと判断される一部地域で、16日(月)から学校を再開することを検討。

ベイトシャン周辺、ヨルダン川西岸、死海周辺、ラキシュ、ガザ周辺、ネゲブ地域、アラバにおいて、「限定的な活動」から「部分的な活動」に指示が変更されることになった。

これらの地域では、まだサイレンは鳴っているが、他地域に比べて、危険度は低いと判断されたというだけである。住民は自分の責任においてリスクを負い、行動する。

エルサレムから詩篇23の祈り

ユダヤ人でイエスを救い主と信じるジャーナリスト、ヨエル・ローゼンバーグ氏の在エルサレムのミニストリーが、ミサイル攻撃の危機に置かれているエルサレムの様子を発信し、詩篇23から祈りの課題を提案している。

祈りのポイントは、①最大級のストレスの中で、イスラエル人たちが強さを与えられるように。家族生活の回復のために。

②戦禍に置かれているイスラエル市民の守りのために、

③イスラエルと全地域に主の臨在があり、希望と平和があるように。

詩篇23 ダビデの賛歌

主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。主は私のたましいを生き返らせ、御名のために、私を義の道に導かれます。

たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。

私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。

まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。

石のひとりごと

イスラエル、ユダヤ人たちは、本当に苦難の中を歩かされて続けているが、心は強い。あきらめもあるが、そこに絶望感はない。

世俗派でも、聖書が当たり前で育っているので、どこかでこの天地創造の主を意識している。良きも悪くも、全ては主の時になると普通に言っていた。

すべては自分ではなく、主の手の中にある。それは絶望ではない。むしろ彼らにとっては希望であり、立ち上がる力にもなっていると思った。

 

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。