<北部情勢>
北部国境でイスラエル兵が負傷、シリア軍拠点を空爆、シリア軍兵士1人死亡という、危機的状況だったが、アサド政権はイスラエルと事を構える余裕はやはりないらしい。今のところ、シリアからの反撃はない。
この事件に関しては、ヒズボラが犯行を認める声明を出した。
それによると、数週間前にイスラエルがヒズボラへの武器搬入と見られるものを攻撃したこと、またイスラエルがドローン(無人偵察機)をレバノン領内へ何回も飛ばしてくることへの報復だという。
<南部情勢>
南部もロケット攻撃もなく平和だが、イスラエル軍が再びガザからイスラエル南部に続く地下トンネルを発見した。トンネルは昨年10月にも発見されたばかり。
ハマスは、前に発見したのと同じトンネルと言っているが、イスラエル軍は新しいものであり、このトンネルの発覚はハマスには大きな打撃だと主張している。
<平和なエルサレム>
国境はこんな状態だが、今年も毎年恒例のエルサレムマラソンが行われた。今年も早朝からエルサレム市内はほぼ全域で交通が遮断。町をあげてのイベントとなった。
雨も上がって春らしい陽気の中、25000人がマラソンを楽しんだ。優勝はケニアからの参加者。
イスラエルの周囲はこれまでになく緊張しているが、野生の花々が咲いて春らんまん。国内はいたって平和。エルサレムも実に平和な毎日である。