嘆きの壁でのスリホット初日が行われた翌朝、8月26日(火)朝6:29(10月7日のハマス侵攻開始時間)より、先週日曜日の全国で行われたデモやストの2回目が始まっている。
今回は、特に人質家族が主催となっており、とにかく人質をすぐにでも解放させることが目標である。デモは、人質たちの写真があしらわれた巨大な旗を、テルアビブのアメリカ大使館前で掲げることから開始した。
人質広場では、朝一番に、家族たちの記者会見が行われた。人質、エイナブ・ザングーカーさんの母親マタンさんは、「愛する人々が拉致されてから今日で690日目になる。この間、兵士たちは命を失うリスクの中で、戦場に送られた。国民全員は、国家の重荷につぶれてしまいそうだ。

この戦争は、1年前にも終わらせ、人質全員と兵士全員帰宅させることができたはずだった。しかし、首相は、政権に留まるために、何度も、何度も、国民を犠牲にする道を選んだ。
ネタニヤフ首相。なぜあなたはずっと足をひきずっているのか。」と訴えた。
人質家族たちは、アヤロンハイウェイなど、全国主要道路の封鎖も開始している。
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石のひとりごと
嘆きの壁とはまた違い、こちらは政府に人質解放を優先するようにと政府に訴えることで、一致してのデモである。
イスラエルでは、神に立ち返ろうとする人もいれば、テルアビブを中心に、人間の力を謳歌する世俗派文化もある。
こちらは、主を信じないわけではないが、それに頼るだけでは終わらない人々である。読者は混乱しないようにとも思うが、この多様性が今のイスラエルの一つの特徴でもあるということである。
ただ近年、苦難続きの中で、世俗派たちの間でも、神に立ち返る人が増える傾向にある。メシアニックとなって、救われる人も起こっているとも聞いている。
