www.bbc.com/news/world-europe-29548001
西アフリカで猛威を振るっているエボラ出血熱。犠牲者はこれまでに、3860人(医療従事者200人含む)となった。シエラレオネでは、医療従事者に給与が支払われていなかったため、ストになった。そのため病院の外で死体がころがるようになっている。これはさらに感染が広がる可能性を示唆している。
アメリカでは8日、国内で最初のエボラ熱患者(リベリアからアメリカに入った人物)が死亡した。これを受けて、アメリカは空港では西アフリカからの来訪者をスクリーニングする作業が始まった。
スペインの主都マドリードでは、西アフリカから戻った患者2人(宣教師)の治療に携わった看護師が発熱し、エボラ熱が疑われている。この看護師と関わり、感染が疑われ、隔離されている人は6人。看護師の飼い犬は、感染しているとの強い疑いから、安楽死させられた。
さらにオーストラリアでも、現地での治療に関わった医療従事者が、帰国してから熱発し、隔離されている。
WHOは、世界にエボラ熱が、爆発的に拡大するとは思えないが、今後医療従事者の間で感染者が増える可能性があるとの見解を発表した。
西アフリカでエボラ熱が広がっている地域は、世界一貧しく、紛争の絶えない地である。アメリカ軍は部隊4000人を派遣し、医療活動や物資運搬を支援している。
<日本人は?>
日本人で、西アフリカで奉仕している日本人もいる。国境なき医師団に所属する医療スタッフ吉田照美さんは、シエラレオネで活動し、その悲惨さを語っている。http://www.sankei.com/world/news/140815/wor1408150007-n1.html
インドで、旅行中の日本人女性がエボラ熱で隔離されていたが、こちらは陰性と判明。