世界の航空会社がテルアビブへの乗り入れ再開へ 2025.1.17

ルフトハンザ Wiki

レバノンでの停戦がなんとか維持され、シリアも新政権が発足。ガザでの停戦も始まる見込みとなり、世界の航空会社が、テルアビブを含む中東都市への乗り入れを再開する動きにある。

格安航空で知られるハンガリー拠点のウイズエアは、ロンドンからテルアビブへの便を16日(木)に再開。同社は、これと並行して、ヨルダンにアンマンへのフライトも再開させている。

ドイツのルフトハンザは2月1日から、テルアビブへの乗り入れを再開すると発表した。これを受けて、ルフトハンザとグループにあたるスイス航空、オーストリア航空、ブリュッセル航空、ユーロウイングスも再開となる。

イギリスの格安航空でイスラエル人に人気のイージージェットもテルアビブを経由する便の再開を、ここ数日の様子を見て前向きに検討すると表明している。

一方、新政権が立ちあがろうとするシリアでは、トルコが影響力を強化する動きに出ているが、トルコ航空は、1月23日から、10年ぶりにダマスカスへの乗り入れを、週3回で再開すると発表した。

しかし、ルフトハンザは、イランのテヘランへの乗り入れは、2月14日まで停止。レバノンのベイルートへも2月28日までの運休を続けるなど慎重な動きは続いている。

www.timesofisrael.com/wizz-air-resumes-tel-aviv-london-flights-lufthansa-group-to-return-feb-1/

<石のひとりごと>

イスラエルへの聖地旅行を延期してきた人は少なくないだろう。平和が戻るやいなや、イスラエルの観光業が、パンクするのではないかとは、うれしい予感ではある。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。