昨日、国際クリスチャンエンバシーが毎年開催するカンファレンス「仮庵の祭」が最終日を迎え、恒例のエルサレム・パレードが行われた。
今年も世界90カ国からきた5000人の福音派クリスチャンたちが、それぞれの民族衣装と旗をもってパレードし、沿道に集まったイスラエルの人々に、満面の笑顔をもって愛と心からの支持を伝えた。
90カ国といえば、ほぼ全世界といってもいいのではないだろうか。それが今、それぞれの旗と民族衣装を持って行進しながら「We Love Israel!」と叫びながら、エルサレムに集まっている。その光景はあまりにも壮大で、イエス・キリストの現実を見る思いだった。
キリストの福音は確かに世界の隅々にまで伝えられている!それが今、この時代に聖書に従ってエルサレムに集まっている!
パレードには、アメリカやイギリスなどの大国にまじって、名前すら知らないアフリカの小さな国々からの使節団もいる。小さくても、カラフルな衣装とたいこ、ダンスは、どの国よりも人目をひいていた。イスラム国家であるマレーシアからの使節団もいる。国としては破算状態のスペインもいる。
しかしさすがは100万人のジーザス・マーチを行うブラジル。総勢800人の大行列である。次には中国。3グループに別れて行進していたが、赤い旗をひらめかせながら、あたり一帯を真っ赤にしていた。
元気な若者から中高年。車いすの高齢者もいる。「We love you!」「We are with you!」「We Pray for you!」と伝えながら、それぞれの小さな旗を沿道のイスラエル人たちに渡している。皆がほほえんでいる。皆が手をふっている。セキュリティの兵士の顔もほころんでいる。正統派ユダヤ教徒がいる。世俗の若者たちがいる。
それにしても、文字通り世界の隅々からやってくるクリスチャンの姿はあまりにも壮大だった。写真撮影していると、付近にいた婦人が「マ・ゼ!!(これはいったい何なの!)というヘブライ語)」と感動をおさえきれない様子で友人に叫びながら、目の涙をぬぐっていた。
ふと見ると、子どもを肩車している男性も目をぬぐっていた。それをみて思わずもらい泣きしてしまった。このパレードを何年も見てきたが、今年ほど感動したことはなかった。
<エルサレムの空気>
8月から9月にかけて、イランとの戦争に皆緊張していたのだが、先日の国連総会でのネタニヤフ首相の演説(10月2日送信分参照)を受けて、戦争は遠のいたとの見方が広がっている。詳しくは近日解説予定。