www.bbc.com/news/world-europe-26693318
ローマ法王フランシスコが、マフィアの犠牲になった人の家族約800人との祈禱会において、マフィアに向かって、「血にまみれた金と権力。そのままでは地獄に行く。まだ間に合う。悔い改めて悪をやめなさい。」と大胆に地獄のメッセージを語った。
イタリアには世界的なマフィアがいることで知られているが、彼らは「神を恐れるカトリック」と自称している。
カトリック僧侶の中にはマフィアと勇敢に戦って殉教した者もいたようだが、教会としては、長年マフィアとマネーロンダリングでつながるなど暗黙の闇を抱えていたのである。
昨年就任した法王フランシスコは、この闇に挑戦。現在も財務改革を実施中で、古参の担当僧侶を多数交代させるなど、汚職の一掃を行っている。そのため、マフィアに命を狙われているとも懸念されている。
それにしても、地獄のメッセージを語って、BBCが取り上げるほど珍しい事であるというところが、教会としては少々情けないところ・・・。
しかし、BBCによると、清廉潔白・聖貧重視のフランシスコ法王が就任してから、信仰に立ち返るカトリックが増える傾向にあるという。
ところで、イスラエルにもユダヤ系、ならびにアラブ系のマフィアが存在する。麻薬、売春、人身売買など一通りの悪を行っている。イスラエルの警察はよく対処していると言われているが、それでもまだ手の届かないマフィアの地域もある。
最近イスラエル国内でマフィア同士の抗争事件が相次ぎ、公道での銃撃や、車が爆破されるなどの事件が発生している。