イランの現政権は、ハマス、ヒズボラ、シリアのアサド政権といった枢軸組織を失い、国内からも反発を抱えて、不安定になっているとも言われている。
そうした中、ペデシュキアン大統領が、モスクワを訪問。プーチン大統領と会談し、1月17日(金)、両者は、今後20年間の戦略的パートナーシップに署名した。
イランは、これ以前にも、ウクライナ戦争にあるロシアにドローンを供給していることが知られているが、アメリカは昨年9月、イランが、近距離弾道ミサイルもロシアに提供したと非難していた。(ロシアはこれを否定)
ロシアからは、イランに対し、S300迎撃ミサイルシステムを供給していたが、さらに高度なS400や、戦闘機の供給にまで発展する可能性があるとみられている。
また、ロシアはイランとの間にガスのパイプラインを建設中だが、プーチン大統領は、その継続を約束。イランの原子力プロジェクトを引き受けることも示唆したとのこと。
なお、ロシアは、イランだけでなく、ベラルーシ、北朝鮮、中国とも戦略的パートナーシップ協定を結んでいる。