1月7日に始まったロサンゼルスの山火事は、2週間が経過し、パリセーズ地域で、2万3500エーカーが焼失した中、消火率70%となった。イートン地域では、1万4000エーカーが焼失したところで消火率95%と、ほぼ火を封じ込めている。
しかし、22日(水)、ヒューズ地域で新たな火災が発生。急速に9000エーカーから1万エーカーへと焼失し、まだ延焼が続いている。これにより、5万人に避難指示が出されている。学校からは子供たち、生徒たちが、非難する様子が伝えられている。
先週、16日、イスラエル外務省、消防救助局、国家安全保障省が、消防専門家の代表団をロサンゼルスに派遣していた。火災の拡大防止や消火に関する知識や技術で、地元消防隊と協力していく。
A team of Israeli firefighters and wildfire experts has arrived in Los Angeles to assist with ongoing wildfires, hosted by the Consulate General of Israel and Israeli Police and Attaché Gal Ben Ish. They’re working alongside local units and Cal-OES, using advanced Israeli… pic.twitter.com/qP22SSyRVl
— Israel in Los Angeles (@IsraelinLA) January 17, 2025
例えば、イスラエルの迎撃ミサイルであるアイアンドームのシステムが、山火事から市街地を守ることにも有益だという。AIが、小さい火を発見することも可能で、火がまだ小さいうちに消火することも可能になる。
カリフォルニア州議員によると、チームの派遣にかかる費用はすべて、イスラエル側が負担しているとのこと。正確には、費用を負担しているのはユダヤ連盟である。ユダヤ連盟は、16年前に、イスラエルによる、緊急災害時ボランティア活動を支える組織を立ち上げていた。
この他にも、イスラエルのNGOレブ・アハッド(心一つ)は、被災地のインフラ整備に協力したいと手を挙げ、すでに専門家を派遣し、地元の指導者や、援助団体、ボランティア団体と協力しながら、復興を強化するための統一システムの構築に関するツールの提供を行なっている。
言うまでもなく、ロサンゼルスのユダヤ連盟は、近隣のすべての被災者への避難所、食事の提供、メンタルサポートなどを行なっている。
しかし、反イスラエル団体は、この火災が、気候変動の影響によるものであるとし、ガザでの1年に及ぶ戦争が、最も二酸化炭素を排出したと、イスラエルを非難した。
www.jpost.com/international/article-838344
<石のひとりごと>
世界はイスラエルとユダヤ人にけっこう助けられているというのに、そのイスラエルを憎むというのは、どうにも理解しにくい流れである。しかし、イスラエルは、自分達が選民とされる理由は、世界を祝福するためだからというのが土台にあるので、何を言われても、それが揺らぐことはないように思う。