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レバノン南部で戦闘地域拡大:イスラエル兵6人死亡
レバノンでは停戦に向けた交渉がすすんでいると言われている中、イスラエル軍は、ガザとレバノンでの攻撃を激化させている。
特にレバノン南部では、昨日から、戦闘エリアを拡大して、新たな地域で、ヒズボラのインフラを破壊する戦闘が始まっている。
その戦闘中の11月13日(水)、イスラエル兵6人が、建物の中で、ヒズボラ戦闘員4人を銃撃戦となり、死亡したと発表された。1人は中等度負傷を負っていた。
ヒズボラ4人も死亡が確認された。死亡したイスラエル兵6人は以下の通り。
イタイ・マルコビッチ軍曹(22)、スラヤ・エルボイム二等軍曹(21)、ドロール・ヘン二等軍曹(20)、ニル・ゴファー参謀軍曹(20)、シャレフ・イツハク・サグロン軍曹(21)、ヨアブ・ダニエル軍曹(19)
レバノンでの戦闘では、1日に8人が死亡した日があったが、それに次ぐ多さであった。
以下の記事からは、それぞれの笑顔とその人生や夢が紹介されている。
www.ynetnews.com/article/syso3qgmye
なおヒズボラからは、相変わらずロケット弾やドローンが飛来している。13日も夕刻にテルアビブやハイファ方面へ大量のロケット弾が発射されていた。
イスラエル軍もベイルート南部へ避難警告を出したあと6階建ビルへの空爆を実施。少なくとも6人が死亡したとのこと。
www.timesofisrael.com/idf-new-hezbollah-targets-reached-in-expanded-south-lebanon-ground-
operation/
ヒズボラの非武装化が目標とカッツ防衛相
ガザのハマス、レバノンのヒズボラと、イスラエル軍は、両者をかなり弱体化したとみているようである。
カッツ防衛相は、イスラエル軍北部司令部を訪問した際、「戦争の目標は、ヒズボラの非武装化と、リタニ川以北まで押し返して、イスラエル北部からの避難民を安全に帰宅させることである。それまでは停戦はしない」と述べた。
Times of Israelは、この時、隣にいたハレヴィ参謀総長が驚いたように、カッツ防衛相の顔を見たことに注目していた。ヒズボラを非武装化するまで戦うということは、これまで出ていないことだったからである。
カッツ防衛相はイランの核兵器阻止にも言及しており、ネタニヤフ首相の考えと一致していることがわかる。