レバノンとの国境から30キロ地点攻撃:ヒズボラとの応酬 2024.2.20

Black smoke and flames rise from a burning warehouse, hit by Israeli strikes, at an industrial district, in the southern coastal town of Ghazieh, Lebanon, February 19, 2024. (AP Photo/ Mohammed Zaatari)

ヒズボラとの応酬がエスカレートしつつあるレバノン。19日、ヒズボラのドローンにより、イスラエル下ガリラヤ地方のアルベル山の野原が攻撃されたことを受け、イスラエル軍は、レバノンとの国境から30キロ以上離れた町、シドン地域にあるヒズボラの武器庫2か所を爆破した。

レバノン国営放送によると、この攻撃でシリア人パレスチナ人14人が負傷したとのこと。国境から30キロ地点というのは、これまでで最もレバノン国内深部への攻撃であった。

www.timesofisrael.com/idf-strikes-hezbollah-arms-depots-deep-inside-lebanon-after-drone-attack-on-north/

先日エルサレム在住のイスラエル人Gさんと話したが、今イスラエル人が一番恐れているのは、ヒズボラとの戦争だという。ヒズボラのミサイルは、文字通り、イスラエル全土を標的にしており、15万発もあるとみられており、迎撃ミサイルが追いつかない数である。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。