イスラエル治安部隊は、西岸地区、ジェニンを中心に、テロリストたちによる、イスラエル人へのテロ計画を未然に摘発する作業を続けている。
西岸地区を基盤とするテロは、2023年10月7日以降は増える傾向にある。毎年、ラマダン期間中は、テロが増加する傾向にあるため、イスラエル治安部隊はこの間(2月28日から3月31日)、西岸地区でテロ活動の事前摘発活動を強化した。結果、テロリスト13人が死亡。401人を逮捕した。
テロリストは、一般家庭やモスクなど、いるべきでないような所に潜んでいる。以下はその摘発の様子。(1ヶ月前のニュース)
エルサレムのアルアクサモスク(神殿の丘)では、イスラム教徒9万人が集まったが、入場はかなり制限、管理していたためか、大きな衝突にはならなかった。
こうした中、昨年は、ラマダン中だけで、27件発生していたテロ時件が、今年は3件にとどまった。例年の80%減になっていたと、イスラエル軍とシンベトが発表した。
西岸地区でのイスラエル治安部隊の動きには、国際社会からの非難も高まっているが、一方で、イスラエル市民は守られたということである。
カッツ国防相は、国内の治安維持のために、必要であれば、軍の駐留を続けると言っている。