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アンマンのイスラエル大使館前で銃撃事件
11月24日(日)、ヨルダンの首都アンマンの在ヨルダン・イスラエル大使館前で銃撃が発生。警察との銃撃で、犯人は死亡。警察官3人も負傷した。
تغطية صحفية: سماع إطلاق نار في محيط سفارة الاحتلال في العاصمة عمان مع تواجد أمني مكثف pic.twitter.com/Ompju7JX31
— شبكة قدس الإخبارية (@qudsn) November 24, 2024
apnews.com/article/jordan-israel-palestinians-hamas-war-shooting-5d0d2792fd32b1d43d2d4fcb1cda508c
ヨルダンとイスラエルは、1994年に和平条約を締結しているが、ヨルダンの国民の7割近くはパレスチナ人である。このため、10月7日以来、イスラエル大使館前では、激しいデモが行われており、イスラエルの大使も、すでに、ヨルダンを出て、帰国している。
今年9月8日には、ヨルダンと西岸地区を結ぶアレンビー・ブリッジの検問所で、ヨルダンから、トラックで入ってきたテロリストが、イスラエル人3人を射殺する事件も発生していた。
apnews.com/article/israel-palestinians-hamas-war-news-09-08-2024-5278cf1f7ec254fb6ecca0f2758e7e3a
なお、ヨルダンは、ICC(国際刑事裁判所)が、ネタニヤフ首相とガラント前防衛相に出された逮捕状について、遵守されるべきだとの立場を表明している。つまり、ネタニヤフ首相ヨルダンに来たら逮捕するということである。
*ICCのネタニヤフ首相逮捕状発行への諸国の反応
ICCが、民主国家の首脳では、初めて、ネタニヤフ首相とガラント前防衛相の逮捕上を発行したが、ヨーロッパ諸国はそれぞれの反応を見せている。
はっきりと遵守を表明したのは、パレスチナ国家を認めると表明しているスロベニア、アイルランド、スペイン。また、イギリスも、逮捕される可能性があると表明した。
ドイツとフランスは、ICCに加盟している手前、遵守するとは言っているが、実際にネタニヤフ首相が来た場合に、逮捕するかどうかまでは明言していない。
こうした中、ハンガリーは、これに反発し、逮捕しないどころか、逆にネタニヤフ首相を招くと表明した。
石のひとりごと
ICCから首相に逮捕状が出て、基本的には加盟国として、それを遵守する責任を負う国は143カ国。それらの国々にあるイスラエル大使館は、今後難しい対応をせまられると予想される。東京にあるイスラエル大使館もその一つである。安全を祈る。