ユダヤ教超正統派徴兵問題:50人が戦闘部隊で従軍開始 2025.1.6

(Photo: IDF Spokesperson's Unit)

多くの世俗派の若者たちが徴兵され、戦死したり自殺したり、また負傷して人生が大きく変えられる中、ユダヤ教超正統派の若者たちは、徴兵義務が免除されていることが、社会的な問題になっていた。

政府も段階的な徴兵を開始したが、超正統派社会からは激しい反発があり、徴兵に応じる人はごくわずかといわれていた。

(Photo: Yair Sagi)

しかし、超正統派のすべてが、従軍に反対しているわけではない。

入隊を希望する人もいる。1月5日、頭にキッパをつけ、腰からは、タリートの糸が出ている超正統派の若者50人が、自らの意思で、入隊する様子が報じられた。

家族とともに来る人、1人で来る人などいろいろだったという。

IDFによると、この日までに約100人が、導入を終え、これから6ヶ月の基礎訓練に入るという。

神戸にいるハバッドのラビ・シュムリックも親族から2人が従軍しているとのことだった。イスラエルの神に祈ることを召としながら、軍隊に入ろうとするこの人々を覚えて祈られたし。

www.ynetnews.com/article/syht5v00ljg

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。