ユダヤ教正統派神学校(イシバ)の学生からも徴兵するという件だが、おおまかな方針としては、毎年1800人を除いて、イシバの学生たちも従軍、または社会奉仕を義務づける方針で、3年後の実施に向けた法整備が論議されている。
問題はこの1800人をどう選ぶかだが、イシバ学長にその権限が与えられることになる。汚職の予防とともに、徴兵の免除を受ける学生は、本当に毎日イシバで学んでいる証拠を提出するなどの規定が定められるみこみ。
しかしまだ正統派からは、徴兵に強い反発があり、暴力的なデモも発生している。すでに従軍している正統派兵士たちに危害が及ぶ可能性も懸念されている。さらに、正統派の中では、イスラエルから出た方がよいとの意見も出ているという。
一方、世俗派からは「なぜ3年後まで待つのか、3年もたてば話は立ち消えるのでは」との反発もある。