本日から開始される予定だったベン・グリオン空港での全面ストライキ。エル・アル(イスラエル)航空と交通省、経済省との話し合いで、航空会社にかかるセキュリティ費用の98%(現在は60%)を国が負担することで合意し、空港閉鎖のストは回避された。
今回のスト騒動は、政府がEUと締結すると決めた「オープンエア」契約から始まった。もしこの条約が実施された場合、航空運賃が下がり、他国の航空会社にはないセキュリティの費用に苦しむイスラエル国内の航空会社が大きな打撃を受けると訴えるものだった。
<足止めイスラエル人救済>
21日から丸2日間、エル・アル航空が運行しなかったため、ベン・グリオン空港は足止めとなった人々が寝泊まりし、大変な混雑となった。
政府は、フライトがキャンセルされたために帰国できなくなったイスラエル人が海外にいないか、各国に問い合わせている。(チャンネル2によると、新しくチケットを購入するには1000ドル以上必要で、帰国できない人が出ているという)