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7日(金)朝:北部西ガリラヤ地方にサイレン
この大爆発の直前数週間の間、イスラエルとレバノンのヒズボラの間は非常に緊張した状況にあった。その中でこの大爆発である。
今、レバノンの政治に深く関わっているヒズボラは、特にレバノンを軍事活動に利用しているほか、保険・厚生を担当しているので、レバノン市民からの大きな攻撃の的になっている。これからどうなっていくのか、まだ確定はできないものの、おそらくは、イスラエルへの攻撃は難しくなるのではないかとの見通しも出ている。
また、国際社会の支援なしに、レバノンがもはや立ち行かない状況にある中、反政府デモが大きくなりつつあるので、今後、現政権が大きく変化する可能性もある。しかし、その中で、ヒズボラが、弱体化するのか、逆に、アイデンティティを強調するために、逆にイスラエルへの攻撃を始めるのか、先はなかなか読めないままである。
そうした中、木曜朝、レバノンのメディア、アルーアクバルに、ヒズボラに関係する記者が、「大爆発にかかわらず、ヒズボラはイスラエルへの攻撃を計画、実行する。大爆発で、ヒズボラが、イスラエルがシリアで犯した罪(7/20の攻撃でヒズボラ関係者死亡)への反撃を反故にすることはない。」との記事を出した。
その直後の金曜、7日朝、西ガリラヤ地方でサイレンが鳴り響いた。今の所、被害の報告はでていない。イスラエル軍は、続けて高い警戒態勢を維持している。
www.timesofisrael.com/rocket-sirens-sound-in-north-amid-threats-of-hezbollah-attack/
不気味なイラン航空機ベイルート到着
ベイルートでの大爆発の後の6日、国際社会の救援隊が到着する中で、突然、イランからの旅客機747を含む大きな航空機3機がベイルートに到着した。3機は、アメリカが制裁対象にしている会社の飛行機であった。
救援物資を搬入してきたにしては、宣伝行動がなく、一部公開された写真は、大きな3機もの飛行機が持ってきたにしては少なすぎるとのこと。大爆発で負傷したイラン人を連れ戻しに来たのか、救援物資を搬入してきたのか、何をしに来たのか謎だという。
On Sept. 15th, 2018, the IAF bombed #Damascus Airport. Rumours: an aircraft got damaged. Now, about 2 months later, Iranian Air Force 747-200F EP-SHB (5-8113) still hasn't flown since that day. It likely got damaged during the attack, and may be awaiting repairs. #avgeek #Israel pic.twitter.com/YoNSnKrAsy
— Gerjon | חריון (@Gerjon_) November 9, 2018