フーシ派のドローンがエイラットのホテルに着弾:イスラエルはレーザー迎撃「アイアンビーム」実戦配備へ 2025.9.19

Damage is seen following a suspected drone attack in Eilat on September 18, 2025. (Screenshot: X)

フーシ派のドローン:エイラットのホテル着弾も負傷者はなし

イエメンのフーシ派は、しつこくミサイルや、ドローンを発射してくる。9月18日(木)夕方、イエメンからのドローンが、エイラットのホテルに着弾したが、負傷者はなし。

その後もドローンや、ミサイルを放って、サイレンがなり、人々はシェルターに駆け込むなどの対策を強いられたが、いずれも迎撃して被害はなかった。

www.timesofisrael.com/houthi-drone-smashes-into-entrance-of-eilat-hotel-missile-sparks-sirens-in-center/

アイアンドームからアイアンビームへ

イエメンからのミサイルには、アイアンドームの迎撃ミサイルが使われている。しかし、1発5万ドル(750万円)かかっている。

そのため、イスラエルは、低コストの迎撃方法を模索し、レーザーによる迎撃ミサイル、アイアンドームならぬ、アイアンビームを開発した。これだと、コストは、1発、数百円レベルのわずかな電気代だけになる。

イスラエル軍は、あらゆるテストを終え、9月17日(水)、他の迎撃ミサイルシステムに加えて、年内に配備可能と発表した。

イスラエルは、これまで迎撃ミサイルに膨大な費用をとられ、経済にも影響を与えていた。これにより、今後の戦争の常識が大きく変わるとも予想されている。

石のひとりごと

主のみこころ以外で、イスラエルを亡き者にしようとすることは絶対ありえない。イスラエルは常に前を向いており、将来の危機に備えるという点では、どの国よりも長けているからである。

結局、イエメンのフーシ派、またその背後にいるイランがどれだけ頑張っても、負けを見ることになると思う。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。