イスラエルでは、ユダヤ人の移住ラッシュが続いている。3日、フランスから140人がイスラエルへ移住した。多くの移住者が、フランスで高まっている反ユダヤ主義のために移住を決断したと語っている。
この移住を支援したのは、IFCJ(International Fellowship of Christians and Jews)
移住者の中には、すでにイスラエルに家族が移住している人や、ギュイリさん(41)は、パリのコシェル・マーケットでのテロで移住を決意したという。パリでは、子供達も安心してキッパをつけられなかったと語っている。
www.timesofisrael.com/140-new-immigrants-from-france-touch-down-in-israel/
これに先立つ7月23日、エチオピアから34人のユダヤ人がイスラエルに到着した。エチオピアからは、2020年だけで計241人が移住している。全世界からの移住者は、2020年1月から現在までで9300人。
<コロナ・ウイルス移住に備える移民省>
各国のイスラエル大使館が閉鎖されていたり、飛行機が飛んでいないなどで、実際の移住者は、昨年同時期の50%にまで減っているが、反ユダヤ主義の悪化もあり、申し込みの方はかなり増加している。
北米からは3236人でこれは昨年の7倍。フランスでは731人で昨年から269%増などとなっている。
担当者によると、申し込んだ人の95%は、いつかは移住しているという。そうなると、2021年には、4万8000人が移住すると予測できる。移民省は、その後も毎年5万人近くが来ると見込んで、準備を始めたとのこと。
移民省への予算は毎年減らされているとのことだが、次の5年間で、1億2200万ドルの予算を目標にしていくとのことである。