パレスチナ国家承認を推し進めているフランスのマクロン大統領。足元では危機的状況にみまわれている。9月10日(水)、パリはじめ、フランス全土で、20万人が参加したとみられる暴動が発生した。
高速道路を封鎖し、バリケードを貼るなどの暴徒であった。対処した警備員は8万人。催涙弾なども使われ、パリだけで300人。全国で約500人が逮捕された。
このデモは「すべてを封鎖せよ」と名付けられ、主に若者世代が、今の政府に反発して起こしたものである。現在、フランスは、深刻な赤字経済に陥っており、年金凍結など、さまざまな緊縮財政を進めている。
こうした中、9日(火)、予算案をめぐって、前のバイル首相が議会で不信任とされ、政府が崩壊した。マクロン大統領が、次にルコルニュ首相(39)を任命したが、これにも反発が出ている。
国民に緊縮を押しつける政府だが、それを運営するマクロン大統領はじめ、首相たち政治家が、金持ちであるため、不満が爆発したとみられている。パリでは、マクロン大統領に反発する若者たちが、「金持ちのエリート共和国」と叫んでいた。
結局、マクロン大統領が退陣しなければならないと言われている。
石のひとりごと
イスラエルを祝福する者は祝福されると聖書は言っているが、その逆も言っていることである。どちらかというと、その逆、イスラエルに敵対する者が、困難に直面するという例の方が確実なような気がする。石のひとりごと。
